お知らせ

デザイン誌「AXIS」最新号 vol.216 3/1発売!

22.02.25

デザイン誌「AXIS」最新号 vol.216  3/1発売!

特集 再び、オフィスへ。
これから行きたいオフィス、通いたいワークプレイス

コロナ禍で働き方の選択肢が増えるなか、従来ワーカーにとって働く場であったオフィスの再定義が求められています。 在宅勤務やリモートワークといったワークスタイルの急速な変化は、オフィスの床面積を減らし、オンライン上の仮想空間にオフィス機能を移す動きを加速させています。
「もう、オフィスはいらない」。そんな声もささやかれつつある今、組織の創造性を誘発し、社内外との交流を促進してきたオフィスの機能や役割はどう変わっていくのでしょうか。
オフィスワークとリモートワークを併用しながら働くハイブリッドなワークスタイルが「新たな日常」として定着しつつあるなか、働く場
=オフィスという定義にとどまらず、ワーカーのニーズの変化も踏まえて、これからのオフィスに求められる視点や社会とオフィスの新たな距離感などを考えます。

新しいオフィスのタイポロジー ――Studio O+A

オフィスにおける新しい行動様式は、実際のオフィスの姿をどう変えているのか?具体的な例をテクノロジー企業や新しい働き方を進める企業を数多くクライアントに持つ Studio O+Aに尋ねた。

人を自然に引き寄せる、オフィスにおける「食の力」

食関連の活動も手がけてきたIT企業のモノサスが、グーグル・ジャパンの初代フードマネージャーを起用してスタートしたMONOSUS社食研。今年7月竣工、10月に開業予定の東京都内のオフィス施設では、そのビルや周囲のオフィスワーカー向けの職域食堂を、彼らが中心となって進める。キーワードは「食の自治力」の向上だ。

対談:松下慶太(関西大学社会学部教授)×能作淳平(建築家)
研究者と建築家が語る未来のオフィスに残る要素    

ワークプレイスやワークスタイルを主にメディア論の立場から研究する松下慶太、東京・国立で自身の設計事務所を併設したキッチン付きシェア商店「富士見台トンネル」を運営する能作淳平。松下は研究、能作は実践を通じて、働き方やワークプレイスのあり方を模索する。それぞれの立場から見えている、これからのオフィスの風景とは?能作が拠点とする国立市の富士見台トンネルで、未来のオフィスに求められる要素を語ってもらった。

LEADERS
河瀨直美 映画作家

初めて制作した劇場映画作品「萌の朱雀」が、1997年のカンヌ国際映画祭において史上最年少27歳で新人監督賞(カメラ・ドール)を受賞して以来、河瀨直美は世界の映画界で最も注目される監督のひとりとなった。どの作品もひとりひとりの内なる想いや生き方が投影された深い時間と風景を描き出し、熱心なファンを惹きつけている。生まれ育った奈良を拠点に活動を続ける河瀨に、映画づくりや自身の新たな役割に臨む意識を聞いた。

Sci Tech File
生物の形の深奥に潜むシンプルで美しい原理を求めて

なぜシマウマは縞模様なのか。なぜヒョウは黒い斑点が輪っか状に並ぶ模様になったのか。模様の進化における意味はわからなくとも、生物が模様をつくる原理は解明されている。実は、模様を生み出すのは、物質の反応と拡散がつくり出す「波」なのだという。それを提唱したのは、コンピュータ科学の父として知られるアラン・チューリング。その理論を実証し、さらに現在はチューリングも気づかなかった3次元の形態形成の原理を探し求めている大阪大学大学院生命機能研究科教授の近藤 滋氏を取材した。

INSIGHT
「わかりやすさ」を研ぎ澄ませて、新しい美術館像を発信する大阪中之島美術館

長い準備期間を経て、待望の開館を迎えた大阪中之島美術館。美術とデザインを等しく扱う収集方針を持ち、デザインのコレクションは逸品ぞろいと噂される。その建築もまた2016年のコンペ以来、強い関心を集めてきた。分野を超えて注目される美術館。そのキーパーソン3名に、運営や空間づくりの工夫を聞いた。

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