デザイン情報
デザイン誌「AXIS」
AXIS Magazine vol.207

vol.207 2020年09月01日 発売
- 定価
- 税込1,800円
- 表紙
- AXIS 入澤花絵(アートワーク)
Fujisan.co.jp
特集
次のデザインはどこから?
暮らし方や働き方、移動や旅の目的に至るまで、ポストコロナの時代は、さまざまなレベルでこれまでとは異なるアイデアや対応が求められてくる。変革が不可避となった状況で問われているのは、意味や目的の再解釈であり、逆境をバネに新たな需要を掘り起こす発想の転換だ。リビング、モビリティ、ワーク、ヘルスケア、ファッション、トラベル、エンターテインメントという7つのカテゴリーで今起きつつある変化とそれに伴う新常態のデザインを予想。誰もが気になる「コロナ後」の世界の変化をポジティブに考察する。
リーダーズ
内藤 礼(美術家)
「地上に存在していることは それ自体 祝福であるのか」。
この深遠な問いを続ける美術家、内藤 礼さん。この夏、2年かけて準備した大規模な個展が金沢21世紀美術館で開催された。テーマは「うつしあう創造」。なぜ作品をつくるのか、内なる想いを尋ねた。
インサイト
「ALEXIS」 に見る「本来のデザイン」 深澤直人 × 藤井 保 × 葛西 薫
深澤直人がデザインした「Alexis Shelf(アレクシスシェルフ)」は、アルミ押し出し材の特徴を生かしたミニマルで頑丈な棚。彼は、写真家の藤井 保、アートディレクターの葛西 薫とチームを組み、そのブランドブックを制作した。新型コロナの影響が甚だしかった今年春、彼らを中心とするメンバーは心を通じ合わせながら、デザインに取り組んだという。
インサイト
井口皓太が織りなすモーショングラフィックスの詩学
2021年に開催延期となったTOKYO2020だが、五輪史上初の「動くスポーツピクトグラム」が制作されたという点では、デザイン史のエポックとして、今、刻むことができるだろう。躍動感あふれるモーショングラフィックスを手がけたのは、映像デザイナーの井口皓太である。
田川欣哉のBTCトークジャム
ゲスト: 小林琢磨(オルビス代表取締役社長)
デザイン・イノベーションファームTakramの田川欣哉がナビゲーターとなり、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの3 領域をつなぐトップランナーを迎えるシリーズ。これからの社会で注目される彼らの仕事と、その背景にある考え方に迫る。