デザイン情報

AXIS誌

AXIS Magazine vol.187

Cover

vol.187 2017年05月01日 発売

定価
税込1,800円
表紙
写真
泊 昭雄
取扱オンラインショップ LIVING MOTIF

特集 
そらへ。

私たちの頭上や目前に広がる空という広大な空間。世界や宇宙ともつながるこの領域の活用が、テクノロジーの進歩とともに新たな時代を迎えようとしている。多彩な知識とアイデアが交換される空は今、私たちをどのような未来に誘おうとしているのか。夢でも、想像でもない、人類が舞う時代の新たなデザインを紹介する。

リーダーズ 
増田宗昭 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 CEO

まさに「カルチャー」をつくり出す人である。全国で1,400店舗を擁するTSUTAYAと、アクティブユーザーが6,100万人というTカードは、今や日本を代表する存在だ。広大な敷地に立つ代官山 蔦屋書店は、平日も多くの人で賑わい、代官山という街を一変させた。この4月にオープンしたGINZA SIX内の銀座 蔦屋書店は、アートの専門書店として大きな注目を集める。「世界一の企画会社」を掲げる経営者、増田宗昭の目にはどんな「企画の種」が映っているのだろうか。

インサイト 
オラファー・エリアソンの「リトルサン」— 地球温暖化防止と世界の人々をつなぐプロジェクト

オラファー・エリアソンは世界的に著名なアーティストだが、2012年に創設者のひとりとしてリトルサン社を設立したことはあまり知られていない。リトルサンは花の形をした黄色いソーラーライト。エリアソンは今年3月に開かれた南アフリカの「デザイン・インダバ」のスピーチの締めくくりに、それを用いて会場を埋め尽くした観客全員とパフォーマンスを繰り広げた。

インサイト 
SXSWでソニーが見せたリアルな未来—VR/ARを超えるフィジカルな体験デザインへ

毎年3月にテキサス、オースティンで開かれる「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」は、1987年にインディーズの音楽祭として始まり、後に映画とインタラクティブが加わって、今や世界中からイノベーターやクリエイターが集うプラットフォームに変化している。企業や国別のトレードショー、スタートアップのピッチなどが10日間にわたり日夜繰り広げられる。ここで今年、存在感を示したのはソニーだった。

インサイト 
近代以前の光に魅せられて 杉本博司(新素材研究所)によるMOA美術館リニューアルプロジェクト

静岡・熱海のMOA美術館が大規模改修を経てほぼ1年ぶりにリニューアルオープンした。空間デザインのコンセプトを提示し、デザイン監修を務めたのが現代美術家である杉本博司と建築家の榊田倫之が主宰する新素材研究所だ。足利義政が「東求堂」で、千利休が「待庵」で見た前近代の光を美術館の内部に実現するための杉本らの挑戦を探る。