デザイン情報

AXIS誌

AXIS Magazine vol.186

Cover

vol.186 2017年03月01日 発売

定価
税込1,800円
表紙
寺尾 玄
写真
筒井義昭
取扱オンラインショップ LIVING MOTIF

特集 
つなぐ力。

これまで異なる領域と思われてきたビジネス、テクノロジー、クリエイティブ。しかし、経営や組織マネージメントにおけるデザイン思考の浸透やデザイナーが創立メンバーに名を連ねるテック系スタートアップの台頭により、その認識は大きく変わりつつある。異なる領域を結び、ビジョンやコンセプトを可視化していく力もまたデザインの重要な役割と言っていい。ビジネス、テクノロジー、クリエイティブという3領域を統合し、創造性を先導していく力を持ったプレーヤーの活躍が、イノベーションを一段と加速させていく。

カバーインタビュー 
寺尾 玄 バルミューダ 代表取締役社長

自然界の風の再現を試みた扇風機「Green Fan(グリーン・ファン)」に、
焼き立てパンの香ばしさを追求した「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」。今年1月には、二重釜炊飯器「BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ・ゴハン)」を発表した。2003年の設立以来、既存の概念にとらわれない自由な発想から生まれるバルミューダの製品は、家電業界に新風を巻き起こしてきた。革新性にこだわってきたバルミューダ代表の寺尾 玄だが、製品開発における指針は少しずつ変化を遂げてきたようだ。その真意に迫る。

トピックス 
時代は縦長へ — トヨタ・プリウスPHVの新ナビゲーションシステム

クルマのナビゲーションシステムといえば、これまで横長画面が当たり前とされてきた。そんな認識が、トヨタ初となる縦長ディスプレイを採用したプリウスPHVの新ナビゲーションシステムによって大きく変わるかもしれない。人々が慣れ親しんだスマホのGUIを意識しつつ、目指したのはスマホを超える操作性だという。

トピックス 
ポストモダン建築が生むプラシーボ効果 マギーズセンター創設者、チャールズ・ジェンクス インタビュー

「マギーズ」といえば、英国で20年以上続く、がん専門のケアセンターだが、その特色は何と言っても建築。故ザハ・ハディド、レム・コールハース、リチャード・ロジャース、フランク・ゲーリーと、世界の名だたる建築家がデザインした施設はどれもユニークで、従来のクリーンな病院イメージとは大きく異なる。これは、同センターの創設者であるチャールズ・ジェンクスが、「ポストモダン建築」を世に広めた人物であることに由来する。

オピニオン 
フィリップ・クライス(ヨハネス・クライス・オルガン工房 代表取締役社長)

教会やコンサートホールで荘厳に響きわたるパイプオルガンをつくり続けて135年。ドイツ・ボンを拠点とするヨハネス・クライス・オルガン工房の4代目社長であるフィリップ・クライスは、曾祖父の時代からの伝統を受け継ぐと同時に、パイプオルガン界における革新的なグローバルプレーヤーでもある。ハンブルクのエルプフィルハーモニーに完成した最新作とともに、何世紀にもわたって人々を感動させる音色づくりについて聞いた。