デザイン情報

AXIS誌

AXIS Magazine vol.183

Cover

vol.183 2016年09月01日 発売

定価
税込1,800円
表紙
皆川 明
写真
筒井義昭
取扱オンラインショップ LIVING MOTIF

特集 
色の逆襲

嗜好の多様化が叫ばれるなか、今ほど色に溢れた時代はない。色は、これまでも形と並んでデザインの主要な構成要素といわれてきた。にもかかわらず、形に比べてどこか軽んじられている印象が拭えない。この特集は、色にまつわる新たな取り組みや考察を通して、そうした疑問を払拭し、豊かな可能性を秘めた色への理解や視点を鮮明にしたい。

カバーインタビュー 
皆川 明

「年齢は問いません。人生経験豊かな方、心が健康で100歳! 大歓迎です」。この夏、表参道にオープンした、カフェを併設したセレクトショップ「call」の求人広告である。運営するのは、ブランド設立21年目を迎えたミナ ペルホネン。トレンドをつくりデザインを消費していく過酷なファッション界にありながら、デザイナー皆川 明は独自のアプローチと世界観で活動領域を広げてきた。その創造の源について語ってもらった。

トピックス 
建築家、伊東豊雄の地方創生プロジェクト

プリツカー賞受賞建築家の伊東豊雄が、今、瀬戸内「しまなみ海道」の島の1つ、大三島の島づくりに取り組んでいる。今までにも多くの建築家やデザイナーが莫大な予算を使って地方や地場産業の活性化に取り組んできた。一方、伊東の活動はボランタリーで、多くの賛同者やシェアの精神によって支えられている。

トピックス 
色が解き明かす、コルビュジエ建築の真実

今夏、上野の国立西洋美術館などとともに世界文化遺産に登録され話題を呼んだ、パリの「ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸」。「サヴォア邸」と並び、これまで一般に「白の時代」と呼ばれてきた1920年代のル・コルビュジエの代表作の1つである。その建物の外壁が白くなかったという事実は、実はあまり知られていない。

オピニオン 
畠山重篤(NPO法人「森は海の恋人」代表、京都大学フィールド科教育センター社会連携教授)

いい牡蠣を育てるために、長年、森に木を植え続けてきた。理由は「森は海の恋人」であるため。森の恵みが川を通じて海に流れ漁場を潤すという考え方だ。職業は牡蠣・ホタテの養殖である。その活動に共感し、宮城県気仙沼には国内外から多くの人々が集う。ルイ・ヴィトン5代目当主のパトリック・ルイ・ヴィトンもそのひとりだ。今、彼の目にはどんな世界がみえているのだろうか。